レーヌスのさざめき 2006~10年

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 (悪)夢の座談会 07/1/12

DATE: 01/12/2007 08:12:01

PRIMARY CATEGORY: ローマ

 

 『武田信玄』の新田次郎と『天と地と』の海音寺潮五郎の対談は、「巨人ファンと阪神ファンのような大人気ない対談」と評された(単に一読者によってだけど)。

 

 塩野七生宮尾登美子が対談したが、話がかみあわないまま時間切れになったーーというガセネタがあったらしい。

 言うまでもなく、前者はカエサルにぞっこん、『ローマ人の物語』等の著者。後者は小説『クレオパトラ』でオクタヴィアヌスを不当に貶めて描いてローマファン(※)の大ヒンシュクをかった作家。

 こんなウワサが出てくるということは、もしもそんな対談あったら見ものだぜ、ははは、と思う人々が少なからず存在するということだろうな。

 海外版で考えてみたら。

 作品からすると結構オクタヴィアヌス萌えではないかと思われるアラン・マッシー、明らかにカエサル激ラブのコリーン・マクロウ、カルプルニアプッシュのアンドルー・ジョンストン。パトラ寄りでは、マーガレット・ジョージとカレン・エセックスあたりか。小説ではないけど、『悲劇の女王クレオパトラ』(この本は○)のローラ・フォアマンをいれてもよし。

 こんなのでまとまるのだろうか。私はケンカさせたいだけだったりして。

 

※ 塩野さんも別な意味でヒンシュクかってはいるけどね。

 宮尾パトラをつまらないと断言したのは、私の友達でも3人いる。ローマサイド寄りというわけではなくて、うち一人はむしろクレオパトラ好きな人だ。

 

COMMENT:

AUTHOR: 山川慧

DATE: 01/12/2007 22:25:31

連載、読んでました(笑)

今晩は。宮尾登美子の「クレオパトラ」は、当時取っていた新聞に連載されていたので、ずっと読んでました。

「次回はきっと面白くなるんだろう。」と毎回思ってました。オクタヴィアヌス登場後も、「来週はオクタヴィアヌスの良さが書かれるに違いない」そして、「面白くなるに違いない」と、毎回思っていました。で、いつになったらちゃんとオクタヴィアヌスが書かれるのかと思っているうちに終わってしまい、びっくりしたものです。いや、本当にびっくりしました。本気で最後まで面白くならなかったので(笑)。

宮尾登美子も作家なんだから、まさか他の作品も「クレオパトラ」と同じく、ってことはないでしょうね。それでも私は彼女の作品を読むことは無いでしょう…

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COMMENT:

AUTHOR: レーヌス

DATE: 01/13/2007 07:33:39

私はパラ見程度なのですが

なんなんだ、この、ねとっとした空気は? 三文芝居のような章タイトルは(新潮文庫の前)!? と思いました。

 リアルタイム読者の声をありがとうございます。